安否確認情報伝達訓練の開催

2025年6月12日、掛合地区全世帯を対象とした安否確認情報伝達訓練を実施しました。今年度は、災害の発生が予測不能であることを踏まえ、事前に開始時間を告知しない形式で訓練を行いました。

訓練の概要

今回の訓練では、災害対策本部の対応メンバーを、従来の防災安全部員からセンター職員と振興会会長、他三役に変更しました。訓練は、午前10時に防災担当者へ一斉メールを送信することで開始し、その5分後に告知放送を行いました。

訓練結果

  • 報告状況: 25自治会のうち24自治会から安否報告があり、報告率は96%でした。最初の報告は訓練開始から10分後の10時10分にあり、全報告の確認は11時30分に完了しました。

  • 報告手段: 報告手段の内訳は以下の通りです。

    • 電子メール:13件(一斉メール返信機能利用)

    • 交流センター固定電話:4件

    • 交流センターへの直接報告:3件

    • 防災安全部長等の携帯電話:2件

    • ファックス:1件
      前年度と比較して、電子メールによる報告が倍以上に増加しました。

  • 安否確認状況: 全395世帯のうち325世帯(82%)の安否が確認でき、対象住民951人中780人(85%)の無事が確認されました。

  • 告知放送の聞こえやすさ: 告知放送が聞こえたと回答した世帯は173世帯(43%)でした。

前年度との比較と課題

前年度の訓練結果と比較すると、以下の課題が明らかになりました。

  • 安否確認ができた世帯数は10%減少しました。

  • 告知放送が聞こえた世帯数は40%減少しました。

  • 訓練終了までの時間が30分以上長くなりました。

今後の展望

今回の訓練で得られた結果と課題を詳細に検証し、より実践的な災害対策と情報伝達方法を検討してまいります。具体的には、メールシステムの改善や、電波の届きにくい地域への代替連絡手段の確保などに取り組みます。

地域の皆様におかれましても、自治会など様々な機会を通じて、防災について話し合い、備えを進めていただきますようお願いいたします。

訓練の様子

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